導入前の課題

国土交通省東北地方整備局 秋田河川国道事務所 茨島出張所の管理区間である雄物川下流の河川工事(築堤事業)は、複数の地区に跨り、10社以上の建設会社が工事を施工をしている現場です。工事監督を行う茨島出張所では各地区の工事を受注した複数の建設会社と連絡・情報共有を行う必要がありました。各建設会社との現場状況の共有は従来は個別に都度電話・メール等を利用して実施しており、発注者と受注者、さらに受注者間に跨って現場情報を共有できるツールを探していました。
(ブース出展・プレゼンを行った「EE東北‘23」(国土交通省東北地方整備局主催)をきっかけに試行実施)

導入ソリューション

(1)e-Stand
現場近郊の河川・天気情報e-Senseシリーズで取得した情報の共有。

(2)e-Senseカメラ・e-Sense IoT(ウェザー)
各工区に複数設置することでリアルタイムの現場状況を工事に参加する全建設会社映像・センサー情報を遠隔から確認可能。

今後

e-Standを活用し、複数の建設会社が共同利用する搬入出口の利用状況の共有等にも取り組む予定です。各建設会社間で情報共有を進めることで、発注者・受注者とものコミュニケーションエラーをなくし、より生産性の高い現場を目指していきます。​